お墓を移転先に引っ越す場合はさまざまな問題点があります。どんなことがあるか説明していきます。
墓所の寸法と移転費の確認をする
お墓の大きさの確認をする必要があります。いつも問題になるのが移転先の墓所の広さです。現状のお墓が建てれることが可能なのか確認いたします。それと移転費です。距離やお墓の場所、大きさにより異なってまいります。
お墓を取り外す時には
お墓は大きく分けると玉垣巻石(枠石)と墓石部品に分けられます。移転の時はほとんどが墓石部品だけを引っ越しします。なぜなら、墓所の寸法が異なることが多く、移転先の間口や奥行の寸法や高さが巻石の基準があわないことが多い為です。巻石は移転させず撤去処分となります。特に問題なのは見えていない部分です。古いお墓になればなるほど墓石の底面部分はどうなっているかわかりません。現在の墓石は平面に真っ直ぐカットされているのは当たり前ですが、昭和40年代以前のものは加工する手間を省くために底面がカットされておらず割れ肌状態でガタガタ面になっているものがあります。ですから動かしてみないとわかりません。次の墓地に設置するため工場でカットする必要があります。

お墓を設置する前に
墓石を新しい墓地に設置するの前に古くこびりついたセメントや汚れを取り除きます。設置面などは接着力が弱くなるため大切な作業です。お墓もサイズが大きく加工を必要とする場合もあります。古いお墓は平らにカットされていないものも多くあり加工することがあります。水垢などがひどい時はクリーニングをして除去いたします。文字などのペイントが剥がれていれば補色します。
お墓を移転先に設置する時
巻石、墓石の順番に設置いたします。新しい巻石と石棺を使用します。ご先祖もキレイになるお墓になるので喜んでいただけると思います。
まとめ
お墓の移転に伴う問題点は現状と移転先により異なります。これから新たに使用できるように細心の注意を払い、移転させていただいています。