昔に建てた古いお墓は工事の精度が悪いものが多く、巻石が外れやすくなっています。ハズレている巻石の補修のご説明をいたします。
巻石の補修
巻石が外れている原因はいろいろあります。ひとつに巻石の下の基礎工事が緩く地盤が沈下して巻石自体が傾いたため石が外れた。この場合は巻石を全部はずして基礎工事からやり直しする必要があります。大がかりですが巻石だけではなく墓石も傾いてくると大変ですので早目の補修をしてください。
もうひとつは巻石は傾きもせず、ただ外れている場合は耐震性を高めるために補修時はボンドやL形金具などを使用して補強いたします。小さい墓所なら簡単な施工ですむため費用はあまりかかりません。大きい墓所などは状態ににもよりますが、石も大きいので傾きやすく、再度基礎工事からのやり直しする必要があることがあります。
まとめ
最近の巻石工事は耐震性を高めるためにL型金具や耐震性のあるボンドを使用します。阪神大震災より施工の精度は高くなっています。以前はセメントで止める業者も多くありハズレる巻石も多くありました。昔に建てたお墓で気になる問題があるようでしたら早目の補修をお勧めいたします。お墓のリフォームのことならお気軽にお問い合わせください。