お墓に彫刻している文字の色が薄くなるとペイント補修をおこないます。彫刻文字の小さい文字は見えにくい為、戒名や俗名、没年月日、没年齢などに色をお入れいたします。文字のペイントのご説明をいたします。
ペイント入れ・補修
文字や家紋などの文字が見やすくなるように色落ちした箇所をペイント入れ補修をおこないます。入れ直しさせていただくと10年程度持ちますので気が付いたときにご相談ください。
ペイントの色は?
ペイントの色は、 宗教ごとの決まりはまったくありません。 現在よく使用されているのは、白色・黒色・紺色・朱色などございます。簡単ではありますが説明していきます。
白色
白色はどの石の色目にも合います。黒系の石目ですと文字がハッキリとします。お墓自体も全体的に明るいイメージなります。よく使用される色です。どうしても劣化して剥がれてくると汚れている感じにみえますので目立ってきたら早目の補修をご依頼ください。
黒色
黒色は落ち着いたイメージになります。白色と同じくらい使用されています。汚れが目立たないメリットがあります。
紺色
紺色は墓相のお墓によくしようされています。一般のお墓には基本的には使用していません。白色や黒色の方が文字がハッキリするためかもしれません。
朱色
朱色はお墓を建てる時に建立者のお名前にお入れいたします。建立者がお亡くなりになると朱色を消す作業をいたします。
無色
無色というのは色をお入れしないことになります。色をいれると文字がハッキリするので、それに違和感がある方は色はお入れしていません。
金色
金色は金箔もしくは金色のペイントをいたします。石碑や五輪塔などの梵字の部分にお入れすることが多くあります。石碑の正面文字も金色で入れることもございます。
石碑の正面文字
石碑の正面文字も色を入れて建てる方法もございますが、基本的にお入れする事はお勧めしていません。大きい彫刻文字の箇所はペイントしたところは剥げやすく数年でボロボロになっていきます。再度ペイント補修をさせていただいていますが、これから建てる方は和型に関してはご要望が無い限りこちらからお勧めすることはありません。しかし、洋型のお墓に関しては石碑の形状や文字や絵柄のスタイルにより色入れをお勧めすることはございます。
まとめ
お墓を新しく建てる時に決めますが、現在は白か黒が90%以上を占めています。文字の色だけでイメージも変わりますので最終まで悩まれるかたもおられます。補修の際はご親族が亡くなられて、お名前を刻む時に薄くなっていたらペイント補修を行ってください。お墓がキレイに見えますので納骨前までにされることをお勧めいたします。