お墓から遺骨を取り出すことがあります。改葬すると言います。その際に遺骨をは湿っていることが多くあります。この状態では次のお墓に納められない事があります。それでは乾かす必要があるのかを説明していきます。
遺骨の状態
お墓に納骨されている遺骨の状態は2パターンあります。一つは骨壺のままで入っている状態です。もう一つは遺骨がそのままになっているケースになります。これは晒で納めた場合でも同様です。綿100パーセントの晒は数か月で穴が開き風化していくためです。
骨壺のままの遺骨を取り出した時の状態は水が溜まっていることがあります。これは納骨棺に納まっている長い間に、中が湿気で遺骨の中に水が溜まってしまうのです。取り出した際には水を抜くのですが遺骨についている水分はすぐ取ることはできません。
それでは晒で納めた場合や、遺骨をそのまま納めていた遺骨を取り出した時はどうかというと湿気ている状態が多々あります。それと取りだす時はどうしても土と混ざってしまいます。
湿気ている土がついてることがなぜ問題になるのでしょうか。それは次のお墓に納めるにあたり、遺骨の状態を注意されることがあるからです。次に遺骨をおさめるよくあるケースは3タイプあります。
- 一般のお墓に納める
- ロッカー型の納骨檀に納める
- 合祀型の永代供養に納める
一般のお墓に納める場合
骨壺で取り出して水が中に溜まっていれば水分を抜いてそのまま次のお墓におさめれば済みます。遺骨のまま取りだす場合は、晒に移してそのまま納骨できます。その際に土と一緒でも湿っていても特に問題はありません。
ロッカー型の納骨檀
ロッカー式に納める場合ですが、骨壺の寸法を指定されることもあります。ロッカーのスペースの問題で、大きい骨壺はダメなことがあります。遺骨の状態も濡れているのは乾かしてから納めるように指示されるところもあります。
永代供養の合祀墓
お寺さんにあるような永代供養のお墓は現在はどんな状態でも受付てくれています。しかし最近は改葬も増えて納める遺骨を多くなり遺骨の状態や量などの規制も始まってきています。改葬の遺骨は受け付けなくなったところもあります。
遺骨を乾燥する
お墓から取り出した遺骨を乾燥させるには大変なことですが、次のお墓に移すために必要な場合は仕方ないですね。ご自宅でできるよならいいのですが、自分でできない場合は最近では遺骨を乾燥してくれる業者もおられるようです。
まとめ
お墓から取り出した遺骨の状態は次の納骨先により決めないといけません。遺骨を乾燥させないといけなかったり、骨壺の大きさを変更しないといけないようなこともあります。一般のお墓の場合は問題ないですがロッカー型や永代供養などの場合は気を付けないといけないですね。お骨を取り出す前に確認させていただいておりますが事前に確認もさせていただいています。