真壁石はお墓の石として長年のあいだ使用されています。日本三大銘石の一つです。
真壁石が選ばれる理由
真壁石はお墓にする石として高品質の石です。
茨城県西部、筑波山近辺から採掘されている石です。
花崗岩の中で白御影石の高級品と呼ばれている「真壁小目」です。石質は高硬度で密度が高く吸水率も低いのが特徴です。美しい光沢があり水も含みにくいことから耐久性もたかく退色しにくい石といえます。風化に強く青味が強いほどランクが高い石です。
この真壁石は、小まめである石目は山傷などが目立ちやすく、取り除く手間が大変です。採石量の1割ほどしか使用することができません。それだけ手間をかけている石ですから希少価値も高い真壁石です。
石目が細かく美しい
白御影石の中で高品質な石と称されている真壁小目でですが一つに石目のキレイさがあります。石目のなかでは細かい目をもっている石で小目のまだら模様のようなキレイな石です。日本三大銘石の一つに入っている理由は石目のキレイさがだれにでも好まれるというところポイントだと思われます。
真壁石の特徴
石目が細かいため、結晶の膨張・収縮率、水の浸透率が極めて低いこともあり水抜きが良いので風化に強いところが特徴だといえます。耐久性がすぐれていて、半永久的に美しい石目を保ち続けます。四季の雨風にさらされても変化がすくないことは長い歴史の中で証明済であり、お墓に使用する石として安心して使用できる、保証付きの原石といえます。
歴史
茨城県西部の筑波山近辺から採掘されます。これが「真壁石」です。石英・長石・黒雲母からなる「花崗岩」です。約60万年前に出来たとおもわれ、「こみかげ石」「常陸こみかげ石」とも称されています。
歴史は古くて石器時代の遺跡が数多く発見されたり、金属文化とともに石の利用は減ってきました。しかし、お寺の建築や建物など墓石に使用されるようになりました。江戸時代に入ると庶民文化の興隆によって広く使用されるようになり、専門的な石工も生まれるようになりました。
明治22(1889)年には近代的な採掘法が導入されました。花崗岩の硬さや美しさが認められ、迎賓館や司法省、日本銀行、東京商工会議所などにも真壁石が使用されました。墓石や庭園、建築や土木などいろいろな分野で利用されるようになりました。