万成石で建てるお墓は、桜御影系ですのでピンクに仕上がります。国産で唯一の桜御影石についてご説明していきます。
万成石が選ばれる理由
日本で唯一のピンク系色の石目を持つ万成石です。「桜御影」とも呼ばれています。淡紅色の微妙な色合いは、外国産の石では感じることのできない国産の品格と高級感も感じます。派手さが無く、かわいさと、おしとやかな感じがするお墓になります。石質は硬く吸水率も低い、日本の銘石の一つです。
桜御影の色肌
桜御影石は岡山県で採石されるこの石しかありません。中国で採れるピンク系の石材もありますが、石目のキレイさや品質とも比べると劣ってしまいます。石目は少し粗目であり桜色と白色、そして少し黒色のコントラストですが桜色も薄ピンク色で柔らかい色合いです。この控えめな桜色がお墓にしたときに、派手過ぎず主張を抑えた立構えになることで、上品はお墓に仕上がります。
万成石の特徴
石質は国産石材として一定の基準をみたしており。品質の数値は見掛け比重2.61 g/c㎥・吸水率0.17%・圧縮強さ15,000N/c㎡になります。吸水率も低いことから耐久性もあります。桜色を特徴にもつこの石は墓石だけではなくモニュメントや住宅建築、記念碑や石像など幅広く使われています。火成岩の中の深成岩類に属します。 正式には「角閃石黒雲母花崗岩」です。
歴史
岡山県の岡山市矢坂で採石される石材です。 本格的に採石され始めたのは1888年頃からだとといわれています。昭和の終わり頃から平成の初め頃には、採石業者も増え、採掘量は年間2,000t以上に採掘・出荷されています。
まとめ
日本の銘石である万成石でお墓を建てると最高のものに仕上がります。中国産にも桜御影石系があるのですが、石目も全然ちがいますので建った雰囲気も異なります。 万成石は和型も洋型にも使用できますが、どちらかが良いかとなると色合い的には和型向きです。 中国産の桜御影石は反対に洋型向きの傾向です。