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終活をするには、エンディングノートの書き方・選び方

終活を考える方が増えてきています。いままで生きてきた人生を振り返り、最後の日を迎えるまでに何をしておけばいいのか、伝えときたいことや、いろいろなことを考え、これからの一日一日の生活を充実したものにして、自分らしく生きていく準備をすることです。終活を始めるのに年齢は関係ありません、50代からでも60代からでも、人それぞれ環境がちがいます。終活をしていくスピードも各々で自分のペースでしていけばいいかと思います。それでは、最後の日を迎えるまでに後悔しない日々を送るにはどうすればいいのかをご説明しています。

終活をするには

終活

終活は最後の日を迎える時、亡くなるまでにどう生きるかと向き合うことですが、各々の価値観が違いがありますので、焦らずにじっくりと考えて行っていきことが大切です。それでは終活はいつごろから流行りだし、大きく意味をもちだしたのでしょうか。 「終活」という言葉は、2009年に発行された終活に関する書籍から広がりはじめました。2011年には『エンディングノート』の題名で映画が公開され、2012年の流行語大賞でトップテンに選出され、テレビなども取り上げることが増え認知度を増していきました。
 
年齢を重ねていくと、病気や体力の低下などで、健康状態も悪くなり亡くなることに対して現実味を感じてきます。最後の日までに日々の生活をどう生きるかの計画を考えることが終活の始まりです。これまでの人生を振りかえったり、これからの家族に対してのことを考え、お世話になった人達や友人・知人に伝えときたいことなど、やっておかないといけない事を計画し、これから充実して人生を送るのに分岐点となる活動です。

終活にデメリットはなくメリットしかありません。生前には口に出して言えなかったこともあると思います。そういった時は「エンディングノート」を活用して記すことにより思いを伝えることができます。自分自身が考えることにより、生活の仕方などを家族と相談したりして、周りの人たちも思いを一つにして生きていくことができていきます。一般的ににどの家族もですが親族が亡くなる話をするのは嫌がるものです。しかし、終活を考えたことをしっかりお話すればご理解いただける筈です。
 
遺言書を作成されるにもかなりの労力が必要です。終活のメリットはこれも挙げられます、家族間での遺産相続の問題が起こらないようにすることができます。相続に値する金銭やそうでない財産なども、誰に譲るを決めるには時間が要します。亡くなった後に、トラブルにならないに誰もが願っています。気を付けないといけないのは遺言書の作成です。公証役場での作成や弁護士に頼むのが間違いや無効になる可能性が低いので、自筆での作成は控えましょう。

エンディングノートとは?

エンディングノートはどのように使用すればいいのか?終活が広まり、元気なうちに自分らしい人生の終わり方を考えたり、見つめなおす機会が増えてきています。その中で「エンディングノート」が初めの 一歩として重要なアイテムとなっています。それではエンディングノートとは何を書けばいいのか、書き方や、選び方、遺言書との違いなど解説いたします。

エンディングノートは残りの人生を考え、どういった形で生きていくか、最後の亡くなり方まで考えようという「終活」という活動が世間に広まってこともあります。人生の終焉を考えるにあたり、まずは「エンディングノート」からが始めやすいと思われます。人生をどういった終わり方で、その後を記したノートになります。終活は現在から終焉までの人生設計をしていきます。これから何をして生きていき、亡くなった後も親族の為に自分と為に、自分の最後を迎える考えかたとして、具体的にしていくのがエンディングノートの役割といえます。

エンディングノート

遺言書との違い

まったく法律上の効力が違いますので、遺言書とエンディングノートの違いを説明しています。

エンディングノート

遺言書は亡くなられた後に法律上に効力がある財産分与などに必要な書類ですが、エンディングノートは人生の計画書もしくは終活の予想図だといえるでしょう。まず、法的効力はありませんし、どういった考えや気持ちでこれからの人生を歩んでいくか、終末の未来予想図であり、いつ始めてもいいものといえます。

遺言書

遺言書とは、ご自身(被相続人)が最後にご家族に宛てた手紙です。遺産相続でモメたりしないように、スムーズに相続手続きができるようにするために必要な書類だといえます。

遺言書
遺言書の種類

遺言書には以下の3種類の遺言方法があります。

  • 自筆証書遺言
  • 公正証書遺言
  • 秘密証書遺言
自筆証書遺言

自筆証書遺言はご自身で紙などに書き記すものを「遺言書」とします。記入する筆記用具と印鑑だけあれば、誰でも、どこでも作成ができますし、費用もかかりません。誰でもすぐ作成できるため、遺言書の作成方法としては多いのが現状です。気を付けたいのは、自分で書くので、他の方が読んだときに、書いてる内容があいまいで分かりづらかったり、書き間違えなどがあると遺言書としては無効になってしまいます。手軽に作成できるぶん、チェックを怠ると、せっかく作成した遺言書が無駄になるので、注意して作成する遺言書ととなります。

公正証書遺言

公正証書遺言とは、公証役場で作成する遺言書です。公正証書にしたものです。公証役場まで出向きます。役場の中にいる公証人と一緒に、公正証書として遺言書を作成しますので法律の規定に準していますし、きちんとした形で確実に作成するには有効な方法です。 公正証書遺言はご自身で作成するのには、確実な方法で財産金額が大きいなどには特にいい方法です

秘密証書遺言

秘密証書遺言とは、公証役場で作成をします。亡くなるまで内容を秘密にしたい事などある場合に利用します。遺書はなくなる前に、伝え残したい気持ちなどを家族や知人に記したものです。遺言書のように遺産については作成しませんし、法的効力がありません。

エンディングノートの作成のメリット

家族にたいして思いを伝えられる

これからの自分の人生を考え、ご家族にたいして希望を伝えることができるのが「エンディングノート」のメリットです。お葬儀やお墓のことや、家族に向けた想いなどを記し作成することがきます。遺言書のような遺産相続とは違う意味合いがあります。

これからの人生を考えられる

いままでの人生を振り返り、また、これからの自分のことご家族の事を考え、想いを記すことができるエンディングノートは、これからの一日一日を生きていくなかで、心の整理をして生活するには必ず充実した日々を感じさせてくれるアイテムだといえます。

エンディングノートの選び方

エンディングノートですが、ノートにペンで記したり、パソコンのソフトを利用するなどいろいろな方法があります。一般に販売されているノートでもいいですし、「エンディングノート」として販売されてたり、最近では自治体などが配布しているところをあります。他にパソコンやスマホなどで使用できるアプリもあります。

スマホをご利用の方はアプリなどで、いつでも書くことができる便利さがありますが、亡くなられた前にご家族にエンディングノートの事を伝えていないと、せっかく作成した思いがご家族に伝えることが叶わなくなるので、気を付けましょう。一番いいのは販売されいる「エンディングノート」です。大体ですが千円前後で販売されています。内容は、項目ごとに記入できるようになっていて、何をかけばいいのかわかりやすくなっているのは、助かるとおもいます。

エンディングノートに書くこと

エンディングノートに記すことに決まりはありません。病気になった時の医療や介護についての希望や葬儀やお墓の仕方、知人の連絡先、お金の事で保険や年金などの書類の場所、貴重品のことなど、ご家族が困らないように書いておきたいことが挙げられます。一般のノートでもいいですし、市販されているエンディングノートなどを利用して項目ごとに記入していったり、アレンジされてイラストを描いたり、写真を貼ったりするのもいいかもしれません。

自分が伝え残したいこと

ご家族への思いや、自分の人生を振り返っての感想や、これからの希望など、いろいろな事が考えられると思います。特に家族に対する感謝の思いや、未来への励ましの言葉などもこみ上げてくるでしょう。伝えたいことを考えていると、忘れていた事柄やその時の感情や思いが、込上げてきて、あらためて考え直したりすることあるでしょう。その思いが、また、明日からの生きる活力にもなります。

生活に関すること

ペットがいたら

ペットを飼っている方は、自分が亡くなった後はどうしたらいいのか、お悩みの方は多いと思います。引き取っていただける先が決まっていればエンディングノートに忘れずに記しておきましょう。決まっていない場合は、ご家族にお願いする旨を記しておきましょう。

IDやパスワードなどの情報

パソコンやスマホなどのデジタル機械のIDやパスワードなどを利用している方は最近はおく必要があります。会費などが発生しているものであれば退会手続きなどにも後に困ることになります。

所有財産・保険証など

自分が亡くなってからの手続きなどが心配だと思われます。期限以内にしなければいけないものもあり、できるだけ家族が解りやすくしといてあげたいと思います。年金証書や生命保険証書、介護保険証や健康保険証、銀行の通帳の場所や印鑑、貴重品などの保管場所も生前には伝えられないことなどもあります。それらをノートに記してあげときましょう。遺言書を作成している場合などは管理されている先を記しておきましょう。

介護や延命治療のこと

延命治療や治療の仕方など自分が判断できないときにご家族に判断が委ねられます。家族の負担にならないようにノートに希望の治療などを記しておきましょう。他に臓器移植の問題や医療先のことも希望の限りかいておきましょう。ご家族も判断に迷わずに済みます。

葬儀について

どんな葬儀で送ってもほしいかも決めておきましょう。普通の葬儀か、ご家族だけでされる密葬や家族葬、音楽をたくさん奏でる、生演奏で送る会などオリジナルでもいいと思います。参列してほしい方や様々なことも考えることがあります。代々の宗教やお寺さんや家紋なども記しておきましょう。

お墓を選ぶ

お墓の形態もさまざまです。一般的なお墓、永代供養や散骨、樹木葬などもあります。墓石を建てるには墓地探しからが必要です。昨今では事前に決めておく方が多くなりました。お墓の場所は、ご家族がお墓参りしやすい所に決めておくのは家族にとって良いことです。

墓地にも種類があります。「公営墓地」は市町村の各自治体が管理運営する墓地です。各自治体により申込条件が異なり。毎年募集がある所や、遺骨の有無や在住期間、募集期間もさまざまです。公平に選ぶため抽選により選定されるのが一般的です。民営墓地や寺院墓地に比べ墓地使用料や管理料などが割安なこともあり人気があります。

「民営墓地」は宗教法人及び石材業者により運営されていることが多くあります。公営墓地と違い、申込の条件がほとんどありません。誰でも、いつでも申込できる利点があります。公営と比べて、サービス面や施設が充実している墓地があります。最寄りの駅からの送迎バスや大型駐車場、売店や休憩所などが見受けられます。お墓にかかる費用や管理料などは割高になります。
 
「寺院墓地」は宗教法人が管理運営するお寺さんの墓地です。民営墓地に近いケースもありますが、ほとんどが境内の中に墓地を造成しています。条件は寺院によりますが檀家になる条件があったり、宗教が限定される所もあります。お寺さんとの付き合いが面倒くさいと思われる方は敬遠される傾向にあります。墓地使用料や管理費は都会の墓地ですと民営墓地より割高ですが山の上にある寺院墓地は割安の所が多くあります。

「永代供養型の墓地」は宗教法人が主体の民営と寺院と自治体がしている公営の墓地もあります。終活が広まりだして永代供養墓も永代にわたり増え続けました。基本的には家族で供養できなくなった故人を納め供養してくれるお墓でしたが、最近は家族型や夫婦型などの永代供養墓もあります。最初に永代供養料として一括で支払いしておけば、その後の供養料や墓地の完了も発生しません。他に、樹木葬や散骨といった費用を抑えた供養のしかたも定着してきました。

一般的な選ぶ基準ですが、数カ所の霊園を見学して決めていただきたいと思いますが、立地条件などお墓参りしやすい所とか、休憩所やトイレ、水汲み場の場所などの設備、交通アクセスも重要ですね、お盆に込まないかとか、車や電車でどれだけ時間が要するのか、送迎者の有無など、管理全体のこと、車いすでもお墓参りできるバリアフリー構造なのかなども確認いたしましょう。 
お墓にかかる費用が大きく分けて3つあります、墓石工事代・墓地使用料・墓地管理費になります。墓石工事代は石材と据付費。墓地使用料は(墓所を半永久的に使用できる権利を購入)最初に納めます。墓地管理費は水道代や環境を整える費用などに使用されます。

遺品整理について

遺品は相続に値するものは別としたものを決めておきましょう。家族に渡したいもの、友人や知人に譲りたいものなどおあると思います。資産価値のあるものや歴史的に評価の高いものなどで家族も知らないものがある場合、わかりやすように明記しておきましょう。

友人・知人の連絡先

友人や知人などの連絡先はわかりやくしておきましょう。葬儀の時に呼びたい人はもちろんですが、後にはがきなどで伝える必要のある人など、様々な方の連絡が必要となりますが、ご家族はわからない事が一般的です。把握されているご家族はすくないと思われます。連絡先の一覧表などを作成しておけば家族もたすかるでしょう。

まとめ

終活はこれからの人生においてメリットしかありません。家族の為に始める方は多いですが、それ以上に自分の為になります。気持ちの整理からこれからの人生の計画書を作るのに「エンディングノート」を利用するのは良い方法です。人生を振り返り、現状とこれからの人生を、どういった気持ちで歩んで生きていくか、あらためて考える分岐点ともいえます。簡単に作成できるものではありませんが、作成はじめて何度も追加や修正を繰り返して仕上がっていきます。

自分で完成したと思う所までは、個人差がありますのでどれだけ時間がかかるかわかりませんが、終活で以前より前向きな気持ちで日々を送ることになると思います。まずはエンディングノートから始めてみてはいかがだしょうか、なんとなくですが落ち着いた日々が訪れるかもしれません。

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