お墓の耐震について。お墓を建てる時、地震によるお墓の倒壊がとても心配になります。地震で倒れにくいお墓の施工はいくつかございます。近年は地震が増えとても不安を感じるようになりました。地震などで墓石が被害にあうと復旧するのに、大変な費用が必要になります。そこで免震施工を行い耐震性をたかめていれば安心なお墓ができます。ここではお墓の耐震対策についてご説明しています。
耐震施工が必要な理由
墓石が地震で倒壊すると自分で元に戻すのは容易ではありません。石はとても重たく手が滑って足に落ちたら大けがをします。倒れてしまった石はあまり触らづに当社までご連絡ください。倒れにくいお墓にするために当社では免震施工を行っています。地震で事故に合わない為にも、大切な工事です。現在はさまざまた対策工事があります。下記に代表的な一例を上げています。どれも一長一短ございすがご参考にご覧いただけたらと存じます。
墓石一体加工仕上げ
一般的なお墓は3段重ねになっています。上段の石から竿石、二段目に上台、三段目が下台と3段になっているのが多いです。3つに分かれている石を一つの石で作ってこれを。加工です。これは、どうしても一番上の竿石が倒れやすいことから、一体型にすれば倒れにくくなるだろうという発想です。単純は発想ですが、従来の加工方法よりは倒れにくくはなります。竿石から下台まで1つの石ですからつながっています。従来のお墓よりは安定して地震の揺れには強いと考えられます。
製作費は通常のお墓よりだいぶ高くなります。石種によりますがお墓というのは山傷や石目が規格外の石だと省きます。あらたに作り直さないといけません。一つの石で作る為、作り直しの費用は高くなります。そのため通常より高くなることはあります。
ステンレス棒免震工法
ステンレス棒を竿石・上台・下台の継ぎ目に差し込みます。現在建立済みのお墓もリフォーム工事としてできます。施工場所やお墓の大きさなどにより費用はことなります。工事期間は短めで加工できます。お墓の傾きなどがあれば一緒に直すことも可能です。ステンレス棒工法は横揺れには強くかなりの効果が見込めます。3段になっている石がズレることを防ぎます。地震の縦揺れはお墓を突き上げてしまいます。重量のある石ですが地震の縦揺れにより石が上に持ち上げられステンレス棒から抜けたり、又は棒自体を曲げたりする事があります。曲がってしまうと石を割ってしまわないと直すことができずになります。
耐震ボンド使用
現在、最も多いのが耐震ボンドを使用して接合します。阪神大震災あたりからボンドが見直され、高品質のボンドが販売されるようになりました。地震テストでも免震効果は立証されています。石に穴も開けずに施工できますし、新規にお墓を建てらる方はもちろんですが、現在建っているお墓も耐震リフォームとして工事ができます。
耐震パッド工法
ゲル素材のシートを竿石・上台・下台の間に挟み地震による振動を吸収して倒壊を防ぎます。この耐震パッドはゲルシート上部の竿石まで振動が伝わりにくくなります。お墓の大きさにより使用するシート量が異なります。適切なシート量と配置などが重要となります。こちらも新しく建てる墓石でも古い墓石でもリフォームとして工事が可能ですので地震で不安な方はおきがるにお問い合わせください。費用も抑えれる工事となっています。地震対策お考えください。最も新しい方法です。また、地震の横揺れに対して構造上弱いところがあります。その点については以下で改善点が示されていますのでご覧ください。
耐震性を高めるために
さまざまな耐震方法がございますが、ステンレス棒では墓石部品ごとが振動で外れて、欠けたりしますし、一体型のお墓にすれば費用がかさむのと一体ごと倒れると全て作り直しとなります。それにお墓をお持ちの人はステンレス棒か耐震ボンド、又は耐震パッドしかリフォーム工事として施工することができません。そこで、耐震ボンドと耐震パッドを併用した施工が一番効果のあるやり方になります。竿石・上台・下台すべての設置面にパッド及びボンドを使用してお墓を建てます。このやり方により地震の際に倒れやすい竿石も安心です。これですと現在建っているお墓にも耐震施工ができ、費用も抑えられます。耐震性は高くなります。
まとめ
地震対策としていろいろな施工がございますが、お墓を安心して建てていただくために、耐震施工は必要です。いくつかある中でそれぞれメリット・デメリットがあります。内容をご理解いだたき決めていただければと思います。耐震ボンド・パッドの併用は耐震性を高める効果があり、一番おすすめの工法です。大切なお墓が地震で倒れないようにしていただき、いつまでもお参りできるようにお墓を守らせていただきます。地震対策でご相談があれば、お気軽にご連絡ください。