お墓を知る

文字になぜ色を入れるのか?ペイントの色を決める

お墓の彫刻した文字の部分に色が入っていることが多いと思われます。なぜ色を入れているのか、ペイントされている色に意味はあるのかをご説明しています。

彫刻文字に入れる色を決める

お墓には数カ所に文字を刻む必要があります。一番大きく彫刻する場所は正面にお入れする「○○家之墓」などが彫られている竿石部分です。他に線香立てが 付いている部分ですが水鉢に家紋が彫られています。竿石の裏面に建立者名ですね。建てた時期と建てた方のお名前を刻んでいます。石碑の側面や霊標板には故人の戒名や生前のお名前、亡くなられて年月日などを入れます。よく入れる色は白色か黒色が多いです。宗教的な意味はありません。

それでは順番にペイントの基準を説明していきます。

  • 石碑の正面文字
  • 石碑の家紋
  • 石碑の裏面にいれる建立者名
  • 石碑もしくは霊標板の故人名

石碑の正面文字

墓石の正面文字「○○家之墓」がよく使われていますが、この彫った所に色を入れた方がいいか?ということです。全国的にみると色をいれる地域もまだございます。しかし一般的にはペイントはいたしません。なぜなら、現在の彫刻技術は良くなっていて線に凹凸をつけて少し立体的に彫っているからです。かつて昔のように手彫りの場合などは彫った後がキレイで無いこともあり、色などをいれてキレイに見えるようにしていたこともあります。

たとえばペイントする場合は、白色もしくは金色になります。白色などを入れられるかたはまだ時々おられますね。金色は一部の地域により入れている所もありますし、正面に梵字などを彫刻した時などもお入れいたします。金色は基本的には金箔を貼りますが金色のペイントをすることもございます。

注意点がございます。文字が大きいこともあり雨や埃がつきペイントの風化が早く数年で剥がれていきます。どうしてもひび割れを起こし浮き上がってきますので、ボロボロになり見た目が汚くなるので3年~5年あたりで再度ペイントする必要がでてきます。

石碑の家紋

家紋は一般的には水鉢に彫刻しています。小さい文字と色を合わせてお入れいたします。白色・黒色・青色・入れない、どれかをお決めいただいていますが、初めて建てる方にはどれがいいのかわかりません。簡単に説明すれば、現在よく使用されている色の順番でいいますと、色→黒→入れない→青色となります。なぜ、こうなるかは後ほど説明いたします。

石碑の裏面にいれる建立者名

建てる方のお名前を必ず彫刻します。一般的には建てる時期もあわせてお入れします。この名前の部分に関しましては朱色をお入れいたします。朱色は厄除けと長寿を願う意味があります。名前以外の部分は家紋の色と合わせます。建立者名の朱字の部分は亡くなられるとお消します。

石碑もしくは霊標板の故人名

亡くなられた方の戒名や生前のお名前などをお入れします。この部分も家紋などの色と合わせます。

色を決める基準とは

なぜ?色をいれるかは、見やすくするためにペイントします。それと、色がはいることのよりお墓のイメージも少し変化します。白色はお墓が明るくなり、黒色は落ち着きを感じます。色を入れないのは文字が目立ち過ぎるのが嫌な方もおられますので、こちらもよくあるケースです。墓石の石目を大切に思うようでしたら色を入れない方がいいですね。

一番使用が少ないのは青色を入れることですが、これは墓相ではお墓を建てる時などに多く用います。もちろん普通のお墓でも使用していますが圧倒的にすくないですね。しかし、お墓の石の色も影響しますので一概には言えませんがペイントの色を決める基準となります。

まとめ

それでは、基本となる方法ですが、大きい文字の正面文字は基本的には色をいれない。小さい文字や家紋は色を揃えて白色、黒色もしくは色を入れないが一般的になります。どれも間違いはなく好みになります。お墓のデザインや使用している石目の色もあり、バランスが良くなるように選んでいただければと思います。

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