洗骨(せんこつ)をする必要があるのかですが、これらについて説明させていただきます。
遺骨を洗うこと
洗骨とは、昔からおこなわれている作業としてあります。昔は人が亡くなられた後に、土葬もしくは風葬という形で葬られます。数年後に遺体を出して骨をキレイに洗うことを洗骨と言われます。もともとは故人の穢れを払う事により家族に障りが無いように、また感謝の思いを込めておこなわれていたと思われます。
遺骨の処理のしかたは
それでは現在ですが、99.9%の方が火葬場で骨だけになります。そして骨壺に入れられ家族に戻されます。その後はお墓に納骨法要をし墓石の下に収まることになります。それでは、現在は洗骨(せんこつ)は必要なのでしょうか。まず火葬場から戻された遺骨を洗骨したいとは考えません。それでは、いつ洗骨するのでしょうか。
改葬後に洗骨する
お墓の移転もしくは撤去の際に遺骨を取り出します。その時に骨壺で収められている場合はカロートの中の湿気で水が溜まっていたりします。また土に還すために、骨壺から取り出して晒し袋で収めた場合。これにより底面の土に触れているため土などを取り除くためなどに洗骨をする可能性はでてくるかもしれません。
まとめ
洗骨の必要性は特に無いのですが、お気持ちでキレイにしたいと思う方もおられます。改葬の時に遺骨が濡れている場合や土等の汚れがヒドイ時などは移転先の都合で乾燥させる必要があるかもしれません。それぞれのご家族の気持ちによりますが、出来るだけ自然のままに任せられた方がよろしいかと感じます。供養が大切です。亡くなられた故人を思い出し感謝してあげることなどお墓参りは大事です。遺骨を洗うことで感謝の気持ちを伝えたいのなら洗骨もいいと思います。しかし洗骨しなくてもお気持ちは届きますのでする必要性は少ないと思います。