ご親族が亡くなられるとお墓に故人様の戒名・法名や生前のお名前を彫ります。なぜか彫刻されない方もおられます。なぜ彫らないのかや名前をいれる意義を説明しています。
お墓に名前を刻む
ほとんどのお墓にはご親族が亡くなられた後、ご納骨をいたします。納骨前に墓石もしくは霊標板に故人の名前や亡くなられた年月日と年齢を刻みます。周辺のお墓をみればわかるのですが、どうしても彫られない方もおられます。
一番多い理由ですが、それは知らなかったからです。それと最近ではお寺さんや周りから聞かされて名前をいれないといけないことを知ります。しかし、昔は周りもあまり言わないですし、お寺さんも率先して文字彫刻をいう事はあまりありません。その為に古いお墓をお持ちの方の場合は文字彫刻をしていないお墓も多少あります。
最近は彫ることを周りからも言われるので彫刻しないといけないと思います。いままでのご親族の数人分も彫刻することにもなります。すると費用もかさみむこともあります。石碑に彫刻するスペースが無くなると霊標板を設置して名前を刻みます。
なぜ、そこまでするのかは単純なことですが名前を刻まないと誰を供養しているかわからないからです。仏教徒の場合は戒名などをいただきます。そもそも、この戒名をいただくことも当たり前と思っていることに問題があります。生前の名前ですね俗名ではダメなのか?ここから考えないといけないのです。
戒名・法名は必要なのか?
これはお寺さんの領域になります。わからないのは当然なのですが、簡単にいいますと軽く考えすぎです。あちらに行くのに戒名が必要な事もあります。しかしなくても構いません。それにお墓は供養の仕方大切です。よってご先祖をほったらかしにしているのは過去、現在、未来とつながっていく命を大切に思っていないことが主に考えられます。
まとめ
供養するには名前を刻んでください。故人の名前を彫るか彫らないかは最終的にはご親族内の問題となります。また昔は個人墓なので一人一人の名前や戒名が彫ってありました。しかし現在は家族墓になりました。名前が入っているのは建立者の名前だけです。よって亡くなられると戒名が無い場合でも生前の名前や没年齢等は刻まないといけません。できれば納骨前に文字を刻む作業は完了しておくようにいたしましょう。