物置台は墓所の空きスペースに設置する物などを置ける台石のことをいいます。いろいろな形状があり使用する石もさまざまであります。物置台をご説明していきます。
物置台を設置する
最近では、墓石もしくは巻石と同じ石材で作ることが多くなりました。なぜなら石目を合わせることによりお墓が全体的に統一感があり、キレイに見えるからです。一般的には形状や大きさ等もお墓に合わせてデザインして作成します。名前の通り、物を置く台ですので上部を平らにします。そこに鞄やロウソクなど何でもいいのですが、置く所を作るというものです。
昔は「青石」と呼ばれていた緑色系でムラ状の色になっている石を使用していました。上面を平らに仕上げ磨き上げ、キレイな艶をだし側面は割れ肌状態でザラザラに仕上げます。一般的に物置台といえばこの青石を指していました。群馬県や徳島県の青石を使用していました。和型のお墓を建てた時などは青石を物置台として置くことにより、和風の庭園の雰囲気をすこし醸し出すような一つのアクセントにもなることもあり人気がありました。
しかし、最近はお墓に合わせた石を使用するようになりました。デザイン性を重視することにより形状も仕上げもバランスが良い物を作れるようになりました。
物を入れる加工
他に特殊な加工になりますが、石の中を空洞にして、その中にロウソクや掃除道具などを入れておく事もできるように加工することもあります。しかし、これは便利さはありますが、いろいろな考え方があり、お墓の中にそういった物は置いとくのに違和感がある方もおられますので全ての人におすすめできる物置台ではありません。
彫刻する
例えば物置台に彫刻などをする場合は、お好きな花模様や家名、家紋などを入れることがあります。石材の色目も選ぶこともできますしいろいろな模様を彫刻することもできますのでお墓にオリジナリティが欲しいかたにはいいかとおもいます。
必要性
どれだけ必要が高いかとなると、そんなに必要性はないのですが、お墓全体のデザインとして引き立たす役割はあります。ですから、置けるスペースがある方は作っていただいた方が、物置台を置くだけでお墓全体が更に良く見えるのは間違いないと思います。
まとめ
墓所の空きスペースに置くことしかできない為、ある程度の広さの墓地に限定されます。墓所の広さが3㎡以上は必要になります。広い墓所ほど見栄えがしますのでお墓を立派に見せるには効果があります。アクセントとして置かれる方もおられます。物置台を作りたいときはお気軽にお問い合わせください