天山石で建てるお墓は、経年劣化も少なく、硬質性も高い特性であることから墓石に使用されてきました。使い続けてきているご説明をしていきます。
天山石が選ばれる理由
石目は粗目になります。関西地域では細目が好まれる傾向なこともあります。よって全体からの建立率はとても低い石です。しかしこの石の選ばれる理由があります。粗目の石目であります。そのことからそこに力強さを感じる風合いを持っているからです。第一に硬質であり艶持ちもよく、墓石の石材としては最高のものといえます。したがって日本の銘石の一つであります。
硬質な青御影石
非常に硬質です。検査の数字で確認すると見掛け比重2.68 g/㎤・吸水率 0.08%・圧縮強度193.40 N/㎟であります。国産の石材の中でもトップクラスの石の硬さが証明されています。この高い性質は経年劣化が少ないことを証明します。また艶を長持ちさせることを可能にしています。
歴史
天山石は佐賀県松浦郡七山村から近くの牛津町で採石されます。古くから「砥川石工」と呼ばれています石工たちが加工をして製造や販売を行っていました。したがって江戸時代初期頃から天山石は七山村で採掘し牛津川を下り牛津まで運んだといわれています。よって1602年から1608年にかけて築城された唐津城の石垣にも天山石は使用されています。昭和40年代から本格的に採石されはじめ、天山石は地元で愛され使いづづけられています。
まとめ
名称は「閃雲花崗閃緑岩」になります。お墓として使用したときの、この石の特徴ですが、とてもしっかりとした質実剛健な雰囲気と、どっしりとした印象をうけます。これは粗目である石目で青黒系の色合いの為です。したがって迫力のある墓石を建てることができます。